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2008.08.20(Wed)

千円札は拾うな。 

どちらかと言うと経営者の観点から、著者の仕事や人生に対する想いが綴られている。

本書のベースになっているキーワードは「捨てる」、「変化」ということだ。
とにかく今の時代は「不変」であることがリスクになっており、今まで続けてきたことを
いかに「捨てて」(いかに「時間」と「お金」を使って)いくのかを考えることが重要である。
とのこと。

本書に書かれていることは実に合理的であり、著者がコンサルティング会社の社長と
いうのも頷ける内容である。

経営者向けの内容が多いため、実感が湧かない部分もあったが
深く共感できたのは以下の点。

・人が生きていく上で必要なのは、お金そのものではない。
 必要なときに必要なお金を作り出すことのできる能力を身につけることである。
 →お金は貯金するより能力を身につけることに使うべきだ。

・成長できる人は、間違った階段を上らなかった人ではない。
 間違えたと気付いた瞬間に、躊躇せずに今いる階段から飛び降りることができた人なのだ。
 →成長とは今までの自分を捨てることである。

しかし、「捨てる」ことができるということは、執着心が無いということである。
時には執着心を持ち、今はそれが重要かどうかわからないが、続けることが必要になる
ケースもあると思う(勉強とかね・・・)。
本書も無闇に「変化しろ」「捨てろ」と言っている訳ではないと思うが、そのバランスや
見極めって難しいなぁと感じた。



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2008.08.17(Sun)

30代で差をつける「人生戦略」ノート―最短・最速で結果を出す「頭と時間」の使い方 

読んでみると特に30代向けに書かれている訳ではなく、20代からでも実践するべき内容が
書かれています。
今まで読んだビジネス書と重複している部分も多々あるが、大変読みやすくまとまっているので
すんなり読めました。
本書で私が勉強になったと思ったのは以下の点。

・深く思考するには「知的好奇心」と「知的体力」が必要。
 知的好奇心・・・本質を知ろうとする純粋な気持ち
 知的体力・・・行動レベルまで考え抜く持久力
 →日々の仕事に関してもいえることだが、人生設計においても深く思考して行動レベルまでの
   落としこみが必要と最近感じています。
   そのためには好奇心と体力(持久力)が必要なのですね。

・問題解決のベースは当事者意識と経験値
 問題解決力は仮説立案力+共感力
 →確かに当事者意識がないと解決しようと思いません。
   「共感力」というのは聞きなれない言葉でしたが、なかなか納得でした。

・感情>経済合理性
 説得する時は「結論を先に言うな」
 →これは私にとって新しい!
   「最初に結論」はよく聞きますけどね。
   しかし、私が仕事で作る資料は殆どが「最後に結論」でしたから、
   やはりTPOによるということを実感。



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2008.04.13(Sun)

ヤバい経済学 

久々に本の感想を。
この本は勝間和代氏の本にオススメの本として掲載されていた。

内容は「実社会の疑問に著者流の経済学を適用して考えたら、こんな答え
になりました。」というものである。
「取り上げている疑問」や「出てきた答え」が特定の人々にとって受け入れ難い
内容のため「ヤバい」という題名がついているようだ。

私が期待したのは、どちらかというと「疑問」と「答え」ではなく「問題の解き方」
だったので少し期待外れだったが、大変面白い本だった。
恐らく解き方を詳しく書かれても理解できなかっただろうし・・・。

この本で感じたのは、やはり「インセンティブの大事さ」でしょうか。
インセンティブには「経済的」、「道徳的」、「社会的」様々なインセンティブがあり、
人はそのインセンティブを比較して行動している。という事だ。
※例えば、
 「有権者に投票用紙を送付して投票し易くしたら、逆に投票率が下がった」なんて。
 つまり有権者にとって本当のインセンティブは、
 周りの人に「自分は投票に行く社会性のある人間です。」
 というのを知ってもらうことだったそうだ。

人はやはり本質的に「自分のため」に行動しており、その「自分のため」(=インセンティブ)
というのは表に出ていてわかり易いこともあるし、裏に隠れてわかりにくいこともある。
ということだろう。

この本に書いてあるのは、本当は単純にデータを集めて分析した結果でしかない。
しかし元となる「疑問」や「分析に使用したデータ」が秀逸で、こんな見方もあるのか!?と思う。
「モノの見方を増やしたい。」とか「雑学が好き。」とかという方は是非読んでみてください。



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2008.03.16(Sun)

反転―闇社会の守護神と呼ばれて 

元特捜部の検事として活躍し、その後弁護士へ転身した田中森一氏の自叙伝。

こういった社会派ノンフィクションを読んだのは初めてだったが、大変面白く読めた。
私たち庶民には異常とも思われる政財界をも巻き込んだ裏社会の取引の実態が、
具体的に尚且つリアルに綴られている。

しかし、著者が弁護士に転身し、バブル景気の真っ只中ものすごい金が行き交っている
様を読んでいると、私のような単純な人間は嫌悪感(妬み?)を感じてしまう。
それだけ当時は日本自体が異常な時代だったのだろう。

そこには(やはりというか)政界が深く関与しており、有力な政治家の口利きで
どうにでも転んでしまう、黒いものでも白くなってしまうような実態が確かにあることが
明らかにされている。
奇麗事だけでは世の中は動いていない事は承知しているが、力によって罪を逃れられる
という事実。私なんかは半ば呆れてしまう。

この本では政財界、裏社会の強者が暗躍する様を中心に、最終的には(著者も含め)
転落していく様子も詳しく描かれている。
ただ、本当の強者はいつまでも高い地位で力を振るい続け、落ちることもなく静かに表舞台
から降りていくのだろう。



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2008.02.23(Sat)

とるこ日記―“ダメ人間”作家トリオの脱力旅行記 

これ、面白いです!
昨年末にグアムへ旅行して、何か海外の旅行記を読みたいなぁ。
と思っていたらこれを見つけました。

私は普段小説は読まないので、本書の「作家トリオ」も全く知りませんでしたが、
読み進めていくうちにそんなことはどうでもよくなり、楽しく読むことができました。
いたってふざけた内容が書いてあるが、旅行記として役に立つ内容もあるし、
余りの下らなさにニヤニヤできるしで、一石二鳥ですよ。

私はこういうある意味現実的でふざけた内容は大好きです。
原田宗則さんのエッセイもよく図書館で借りて読んでいましたが、
久しぶりに楽しい本を読んだなぁという感じでした。

特にトルコに興味が無くても読み物として楽しいので、オススメですよ。
難を言えば、漫画やゲームをネタにした内容が突然出てくるので、知らない人は
置き去りになる瞬間が時々訪れると思われます。
私は残念ながら(?)結構はまりましたが・・・。



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